- <結婚情報会社へようこそ> 本当の結婚は可能か?[15]
- 結婚情報会社を通じて出会った男性たちの、ばかげた経験談が書かれた記事です。デート後の不快な経験や、家父長的な態度に失望し、別れを選んだ物語です。
意地になってしまって
そうして何度かの出会いを重ね、成果もなく契約されたすべての回数を満たした。
やっぱり商売上手だったのか、私が運が悪かったのか、目が肥えすぎていたのか。
7カ月間、人生勉強をしたと思って、このまま終わりにするべきか?
ところが、オンラインでしか会ったことのないマッチング担当者が、直接会って話をしたいと依頼してきた。
色々なことを考えながら訪れた江南の本社は、相変わらず綺麗で静かだった。
変わったといえば、検温をして、みんなマスクをしているということくらい。
まず、カウンセリング担当者が現れ、縁が見つからなかったことへの残念さと慰めを伝えて消えていき、
年齢を重ねたマッチング担当者が姿を現した。
「写真でしか見ていませんでしたが、こうして実際に会うと嬉しいですね。」
彼女は、おばさんというより、おば様の雰囲気の方が強かっただろうか?温かみがあるようでいて、エリート的な雰囲気を漂わせていた。
私くらいのレベルなら、当然与えられた回数の中で良い人とペアになると思っていたのに、とても残念がっていた。
自身は非常に高いマッチング成功率を誇っているそうで、少しプライドが傷ついたという言葉を付け加えながら。
「私がちょっと意地になってしまって。どうしても良い方と巡り合わせてあげたいんです。」
彼女は、価格をさらに割引してくれるので、1年間の期間で無制限の紹介にしてみることを提案してくれた。
「1年以内に必ず決着をつけましょう。」
この人よりも良い人が現れるかどうかわからず、悩みが増えるにつれて、
残りの回数について、プレッシャーを感じることは、当然すぎるほど当然だった。
もう一回騙されるつもりでやってみるか、このまま終わりにするか。
マッチング担当者の決意に満ちた瞳を見ると、なかったはずの信頼感も芽生えそうだった。
私は彼女の提案に、大きな迷いもなく「Go」と叫んだ。
理由は単純だった。コロナ禍が予想以上に長引いていたからだ。
社会的距離確保段階が引き上げられ、夜の10時までの営業制限を超えて、夜の9時までの営業制限に拡大されるとのことだが、
どうにも人を会う機会が見当たらないのだ。
お金を稼いだら何をするのか、こんなところで使うしかないだろうと思った。
契約書を作成し、マッチング担当者と深く話し合ったが、マッチングシステムをうまく活用するには、
相手が気に入ろうが気に入らなかろうが、とにかくアフターをたくさんもらうことが重要だと彼女は言った。
結婚相談所の世界は残酷だった。
女性は年齢差が少ない男性を望み、男性は年齢差の大きい年下を望む。
ほとんどの人が2世を考えると、男性はたとえ40代の女性がどれだけ管理が良くても、綺麗で、卵子を凍結していたとしても、
30代の女性には勝てない。それが結婚相談所が見た結婚市場の現実だった。
もし結婚相談所を利用することを決心し、どのサービスを選ぶべきか悩んでいるなら、
私は期間制をお勧めしたい。精神的な負担がはるかに少なく、ストレスを軽減できるからだ。
「今回はどんな人が現れるのかワクワクするな」と、色々な人と会ってみることを
軽くマインドコントロールすることができれば、十分にやってみる価値はある。
ただし、自分がどんな人に好感を持ち、どんな傾向と合うのかを把握しておく必要がある。
それが先になければ、振り回されて混乱し、時間を無駄にする可能性がある。
一時期流行したMBTIテストも役に立つ。
自分の傾向と相手の傾向を全体的に把握することで、共感し、理解できる部分をチェックできるからだ。
準備ができたら?楽しむだけだ。
狩人
親しい友人が教えてくれた、私の奇妙な癖が一つあるのだが、それは狩人気質だそうだ。
私に興味がなければ、彼らを追いかけて心を狩り、いざ目的を達成するとすぐに興味を失ってしまうのだとか。
非常に良くない癖なので直せと言われたことがある。
再び気持ちを新たにマッチングを始めた担当者の努力と、
汗水たらして稼いだお金と時間が無駄にならないように、私は狩人気質を発揮した。
目を合わせて笑顔を見せ、相手の話を耳を傾けて聞いて、相槌を打ってリアクションをし、
長所を見つけて褒め言葉を添えれば、彼らの心の半分はすでにピンク色に染まっていた。
プレッシャーがなくなったのだろうか?
百発百中!以前とは異なり、会う人全員が私にアフターを申し込んできた。
他のマネージャーから、自分の会員に私を紹介してほしいという依頼が来るようになると、
すぐに良い縁が見つかりそうだと、マッチング担当者はご機嫌で踊り出した。
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