- <結婚情報会社ウェルカムトゥ> 本当の結婚は可能か?[21]
- 結婚情報会社の紹介で出会った後、前向きな出会いの感想を綴った記事です。今後、良い関係に発展する可能性が高く、期待感が高まります。
抹茶ラテ
人それぞれ、愛の速度は異なる。
瞬く間に燃え上がり、急速に冷めていく人もいれば、
ゆっくりと恋に落ち、長く温かさを保つ人もいる。
愛は頭で考えるものではなく、心で感じるものなので、その速度は努力したからといって合わせることはできない。
全く不可能ではないが、一人の並外れた犠牲と忍耐が必要となる。
彼と私の愛の速度は似ていた。
息苦しくないけれど、退屈でもない速度で、並んで歩くように。
私たちは毎日、出勤時から寝る直前まで、合間を見てメッセージをやり取りし、時々電話もした。
その過程で互いを探求することができ、「あれ、あなたも?私も!」と、気が合うと本当に嬉しかった。
残業で遅くなる日には、車で家まで送ってくれたり
週末には、近場のカフェでブランチを食べたりもした。
そうして5回会う中で、少しずつ親しくなり、好意はますます大きくなった。
今週末は少し遠出してみませんか?という提案に、今回はジェブドへのドライブに行くことにした。
彼にはほとんど車がなかったし、好意を抱いている関係でも、長時間二人で車に乗った経験が
ほとんどなかったので、実はドキドキするよりも緊張感が大きかった。
でも、私が緊張していることを彼に気づかれたくなかった。
午前中に待ち合わせて出発するが、彼は私が飲む温かいお茶を、事前に用意したタンブラーに入れて持参していた。
気が利く人だな。マナーポイントプラスワン。
出発してしばらくすると、雲が多くて日差しが強い日だったので、目がかなり眩しかった。
サングラスはもちろん持っていなかったし、人の車に乗っていて、サンバイザーを勝手に触るのも気が引けるし、
聞くのもためらって、「あー、目がまぶしいなぁ」と思っていたその時、運転していた彼が「ちょっと待って下さい、まぶしいですよね?」
と、助手席側のサンバイザーを下ろして、日光を遮ってくれたのだ。
心臓がドキンと落ちた。マナーポイント、再びプラスワン。
ジェブドに到着すると、潮の香りが漂ってきた。
私たちは海を見ながら少し散歩し、カルグクスを食べて、近くのカフェに入った。
彼はカモミールティーを、私は抹茶ラテを注文し、しばらくすると飲み物が運ばれてきたが
薄い緑色の抹茶ラテではなく、地獄で煮詰めた緑藻に近い濃い色の飲み物が、茶碗いっぱいに注がれていた。
とても驚いたが、幸い味は悪くなかった。
私たちは海が見えるテラス席に座って、会話を続けた。
どれくらい時間が経っただろうか?突然彼が席から立ち上がって姿を消し、ナプキンを持って現れた。
「口元に…必要かなと思って。」」
「あ、何か付いたんですか?」
笑ってナプキンで口元を拭いてみると、あらら、ナプキンが緑色に染まっていた。
これは付着したレベルではなく、塗っているレベルなのに、なぜ気づかなかったんだろう?
じっくり煮込んだコムタンのようにとろとろしていた抹茶ラテが、ずっと口元に付いていたのだ。
たぶん、私が舌で舐めようが、ナプキンで拭こうが、どうせ自分で何とかするだろうと見ていて
我慢できなくなってナプキンを渡してくれたのだろうと考えると、恥ずかしさで言葉も出なかった。
あー…失敗だ。」
この状態で話していたのか。白い泡でもなく、この緑色の泡を?
なぜあんなにたくさんのメニューの中から、抹茶ラテを選んでしまったんだ。
「そろそろ帰りましょうか?」
午後3時。まだ時間は早いのに、もう帰るのもなぁ…
これで、この恋は終わってしまうのか。
ソウルに戻る1時間半、車の中で一人反省し、少し落ち込んでしまった。
その雰囲気を彼が察知したのかどうかはわからない。
「渋滞するといけないので、早めに出てきたんですが、そのまま別れるのはちょっと寂しいので…
ホンデの方に行こうと思っているんですが、大丈夫ですか?」
もうダメだと思って、家まで送ってくれるのかと思っていた私は、延長されたデートに再び気分が良くなった。
あ、私はこの人が本当に好きなんだな。
2軒目のカフェでデートをして、彼を逃したくないと思っていることを確信した。
この男を絶対に逃がさない。
ウェルカムトゥ 結婚情報会社
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